NA8Cのエンジンオイルが減る話
うちのユーノスロードスター(NA8C、BP-ZE)。
走行距離は197,000km。
最近、どうにもエンジンオイルの減り方が気になっていた。
症状の整理
- 青煙:なし(冷間始動でも見えない)
- 駐車場のシミ:なし
- 外から見えるオイル漏れ:なし
- オイル粘度:以前は純正10W-30 → 現在は10W-40
- オイル消費量:1000kmで約1L
最初は「NAだし、距離も距離だし…」と思っていたが、 さすがに1L/1000kmは無視できない。
原因を切り分ける
オイルが減る原因は大きく2つ。
- 外に漏れる
- 中で消費される(燃える・吸われる)
今回は漏れ跡も煙もないため、 外部漏れの線は薄い。
そこで浮上したのがPCVバルブ。
PCVバルブとは?
PCV(Positive Crankcase Ventilation)バルブは、 クランクケース内のブローバイガスを吸気側に戻すための部品。
これが劣化や固着を起こすと、
- オイルを燃やすのではなく
- 吸い込む状態になる
煙は出にくいが、オイルだけが減るという 厄介な症状になる。
今回の判断
走行距離19.7万km、1000kmで1L消費、青煙なし。
この条件なら、
まずPCVバルブを疑うのが正解と判断。
PCVバルブ交換
パーツはネットで問題なく購入できた。
品番 BP05-13-890
品番 E301-13-338A
品番 BPE8-13-895
PCVバルブ、パッキン、ラバーホース、以上3点。
クリップは再利用するので購入しません。
構造自体はシンプルで、 特別な工具も不要な作業……のはずだった。
実際には、
- ホースやゴム部品の硬化・劣化
- 素直に抜けない、動かない
年式相応に地味に難航。
しかも作業中、
パーツの一部がヘッドカバーの中に落下。
交換した部品…ガムテープで悪戦苦闘して何とかすべて取り出せたと思います。
NAの整備は油断禁物だと痛感した。
作業して分かった注意点
PCVバルブ交換は暖かい時期が無難。
寒い時期はゴム部品がさらに硬化しており、 割れたり砕けたりするリスクが高い。
どうしても寒い時期にやるなら、 事前にエンジンを温めておくだけでも 作業性はかなり違うと思います。
ヒヤッとした出来事
ヘッドカバー内に落ちたPCVバルブは、 経年劣化でボロボロに砕けていた。
最終的には、
- 割り箸や針金の先にガムテープを巻き
- 粘着力で回収
という原始的な方法で何とか取り出せた。
もし落としたまま気づかなかったら?
もし破片を回収できていなかったら、
- オイルリターンホールを塞ぐ
- スラッジと絡んで堆積
- オイル循環不良の原因
すぐ致命傷にならなくても、 地味で嫌なトラブルにつながる可能性がある。
古いNAを触るなら、
- 落下ルートを事前に想像
- 十分な下準備
- 無理なら玄人にヘルプ
こういったことも大事だと強く感じた。
今回の時点での結論
1000kmで1Lという消費量は、
- NAだから仕方ないで済ませるには多い
- 即OHが必要な致命傷でもない
だからこそ、
まずPCVバルブ。
次はPCV交換後、 オイル消費がどう変わったかを確認する。
結果が出たら、またベッキオ日記に続きを書く予定。
とりあえず500〜1000キロほど走ります。





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