大山紀行 紅葉

2017/11/03

登山

t f B! P L

日本百名山のひとつ、鳥取県にある大山に登った。

今年の目標に百名山を1つでも多く登るとしていたので、誘われたのは良かった。

遅く来た台風で日程を調整すること2回、そのために10月に登る予定が11月にずれ込んだ。

瀬戸内に住む僕としては日本海はうれしい。

日本海側には知り合いも何もいないので楽しみだ。

大山へは瀬戸大橋を渡り、岡山を通り過ぎて入る。

片道3時間のドライブだ。

道中はほとんど会話はない。

山登りを同じ趣味とする面々で普段会うことはないから仕方ない。

山登り以外は好みも年代も違うのだから猶更である。

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岡山の蒜山SAから20kmほどで大山が登場。

まっすぐに伸びた道路の正面に富士山によく似た立ち姿で、この山に登るのか、これは骨が折れそうだなと思った。

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と、同時にこの堂々とした山に登れることにすごく喜びを感じた。

山登りのメンバーに誘われなければ、とてもじゃないが、一人で来ることは心細くて無理だろう。

山のふもとはちょっとした観光地で、ツアーバスの客やカップルが散策していた。

大山寺と大山神社モンベルとがあった。

昼食は食事宿でおにぎりを購入した。

3種類のおにぎりが並んでいたが、1つ200円は高いなと感じた。

夏山登山口と書かれた看板を目印に山へと入る。

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のぼりは夏山登山コースを登った。

参拝道のように整備された道が続く。

なかなかの距離を歩いてやっと1合目となった。

ここからはさらに勾配がきつくなって、いよいよ大変だった。

しかし、遅く訪れた大山には思いのほか紅葉が残っていてとてもきれいだった。

紅葉は色々と見に行ったがその中でも1,2を争う良さだ。

いいタイミングで来れたものだ。

天気も快晴で少し暑いくらいだった。

ウェアは半ウールのロードバイク用アンダーウェア(BE)に、モンベルのウィックロンのTシャツ

パンツは3シーズン用のもの。最初はこのパンツの下にタイツを履いていたのだけど、暖かいので登山直前に脱いでいた。

日差しは木々に遮られるのが多いが頂上近くは森林限界を越えるのだろう背の高い木々はないので帽子も必要だった。

途中暑くて、Tシャツを脱いでアンダーウエアのみになったがそれでも暑かった。

汗かきなので汗が滴り落ちる。

汗冷えしないと評判の半ウールのアンダーウェアの中の体は冷たくなって一時気持ち悪くなった。

ただ、少し体調不良であったので、そのせいで気分は悪くなったのかもしれない。

結果的にはこのアンダーウェアでも熟せるなぁといった感想を持った。

登っては振り返り、絶景を眺めた。

s_IMG_20171102_120325.jpg

少しずつ雲が広がってきた。

出来れば、お昼までには頂上に着きたい。

そうしないと、頂上からの景色がガスに覆われたしまう。

途中、何度も休憩を取りながら登り山頂まで2時間半掛かった。

標準タイムが3時間なのでまぁまぁのペースで上がれたようだ。

頂上付近に差し掛かり尾根を歩く木道は風が吹き抜けて気持ち良かった。

辺りは国の天然記念物大山キャラボクが広がっていた。

キャラボクの真っ赤な実がたくさんなっていてかわいらしい。

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弥山頂上には山小屋と石碑があった。

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石碑と記念撮影をしてお昼にした。

しかし、頂上で食べるおにぎりは美味しかった。

高いと感じていたおにぎりだったが、山で食べるように大きめで、塩大目、とても旨い。

コンビニのおにぎりとは違う美味しさだった。

本当は剣ヶ峰が一番高いのだけど、縦走が危険との理由で禁止されて、今は弥山山頂までしか行かれない。

くだりは6合目あたりで分かれる行者野コースを下る。

これがまた素晴らしい。

ブナの原生林が広がって僕を驚かす。

紅葉の見事なこと。

今まで見た中で一番の素晴らしさだった。

ここは西日本最大級のブナ林だそうだ。

少し膝が悲鳴を上げ始めていたので慎重に降りた。

行けども行けども絶景で飽くことなく歩くことができた。

途中、石の河原に出た。水は無く、ここを縦断する。

ここからの眺めは最高だった。

旅行のパンフレットで見るような、作られたような美しさがここには実在していた。

近くにあった山小屋は別荘だろうか。素敵に山に溶け込んでいた。

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山道が終わり今度は寺の参道を下る。

s_IMG_20171102_151219.jpg

これが1キロほどあるそうで、形の揃わない石の上を歩くのは殊の外疲れた。

くだりは2:20掛かった。時間が掛かった。

30年前から続いてる、オーバーユース対策の取り組み『一木一石運動』というものを帰ってから知った。

厳密には登山道で書かれたものを読んで知ったのだが、どのように協力すればいいのかわからなかった。

ホームページによると年々増加する登山者に踏み荒らされたことから、大山山頂は昭和50年代から急激に緑が減少し、保水力が失われ、雨水による浸食溝がいたる所にできた。

それで大山から崩落した石を、登山者に一人ひとつずつ持って山頂に登り、その石で浸食溝を埋めたりすることだそうだ。

で、「石」は必ず、大山寺橋西側の南光河原駐車場にある「石置き場」から持って上がってくださいとのこと。

これを登山口に書いておいてくれたら持って登ったのに、とても残念でした。

また、大山に挑戦するときは石を持ってあがりたいものです。

s_DSC_0231.JPG

装備

BE アンダーウェア

モンベル ウィックロンTシャツ

3シーズン用 パンツ

モンベル バードビルキャップ

水は1.5L(700ccくらいしか飲まなかった。)

ストック(下りが急なためあると楽)

レインウェア

ULダウンジャケット

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スポーツカーが好きで、いつの頃からロードバイクにも乗るようになり、スーパーカブも好きになったので、乗り物が移動が好きなのです。 あとは、登山も好きですが、スポーツは子供の頃から嫌いなので、やっぱり移動が好きなのでしょう(笑)

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