【ユーノスロードスター幌DIY】左ロックの違和感と雨漏りの不安を、エポキシパテでじんわり解決した話
- 1. 小さな違和感、それは左ロックから始まった
- 2. 噛み合わせのズレを、手の感触で確信する
- 3. 救世主はエポキシパテ。微細な差を補う小さな武器
- 4. 1回目は失敗。パテって、ただ塗ればいいってもんじゃない
- 5. 脱脂とヤスリで、ようやく“カチッ”が戻ってきた
- 6. まとめ:古い幌も、ちょっとの工夫で生き返る
1. 小さな違和感、それは左ロックから始まった
ある雨上がりの日、ユーノスロードスター(NA)の幌を閉めようとして気がついた。
「…あれ? なんだか左だけ、甘ない??」
そう、幌のロック。いつもは左右同じにカチッと決まるはずが、左側だけ手応えが薄い。
まるで気持ちだけの握手のように、どこか頼りない。
バタつきこそない。でも、幌とフロントガラスの間に生まれた微妙な“隙間”が。
「これは……そのうち雨が入ってくるな」
そう思った瞬間には、もう工具箱のことを考えていた。
2. 噛み合わせのズレを、手の感触で確信する
ロック部分を開けたり締めたり、動かしてみる。
手の感覚が何とも頼りない。
ロックが決まらず、戻ってしまう。
「うーん、金属の噛み合わせが少しだけ浅くなってるのかも」
長年の使用で摩耗したのか、経年劣化でわずかに変形したのか…。
3. 救世主はエポキシパテ。微細な差を補う小さな武器
新たにパーツを購入しようとしたら、欠品の様子。
ヤフオクではまだ手に入るけど、やっぱり高い。
そこで頼ったのがエポキシパテという存在。
今回使ったのは、LOCTITE(ロックタイト)多用途補修パテ プチ6個パック。
少量ずつ使えて、必要なだけ練って盛るだけ。成形しやすくて、使い勝手がすごく良い。
このパテをロックの受け側にちょこんと盛ってみる。
けれど、その違いが幌の締まりに大きく影響するのだ。
幌のトップロックの分解は割と簡単。
幌からプラスネジを3本外すと本体が外れる。
固定ピンを外すのは、ロックしてるシルバーの薄いパーツをマイナスドライバー押し込むと見事外れる。
小さな部品なので紛失注意です!!
4. 1回目は失敗。パテって、ただ塗ればいいってもんじゃない
パテは手で練るだけだし、練ったパテを盛り付けるのだけど、 翌日確認すると、パテがきれいに剥がれていた。
「え?なんで?」と固まる。
どうやら、表面がツルツルのまま、脱脂もせずに横着してパテを盛っていたせいで、密着できずにペリッと剥がれてしまったのだった。
なんでも、下地処理が命ですかねー。
5. 脱脂とヤスリで、ようやく“カチッ”が戻ってきた
というわけで、やり直し。
- ロック金具の表面をしっかりとヤスリで荒らし120番を使用しました。
- 中性洗剤でしっかり洗浄
- パーツクリーナーでしっかり脱脂
今回使用したのは、AZ パーツクリーナー(840ml)。たっぷり使えてコスパも抜群。
その後、エポキシパテを再び丁寧に成形して盛り直す。
白いのが、今回盛り付けたパテです。
乾燥を待って、再度幌に取り付けて閉めてみる。
左のロックが、今までよりは手応えがありました。
隙間も消え、雨への不安が消えました。
が、パテが弱いのか、盛り付けが少ないのか、右側ほどしっかりは固定されてはいません…
しかし、及第点ですかね。
6. まとめ:古い幌も、ちょっとの工夫で生き返る
ユーノスロードスターの幌は、部品を総交換しなくても、ちょっとした工夫でまだまだ快適に使える。
財布が許すなら、今のうち新品を購入したほうが良さそうでもあるけれど…
金属と金属のわずかな隙間を、パテで微調整するだけで、雨漏りの不安はとりあえず消えました!
こういう「直った!」の感覚って、旧車との付き合いの醍醐味ですよね。
今後もこうした“じんわり系DIY”を、ベッキオ日記で紹介していけたらと思っています!
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