毎日座っているダイニングの椅子。ふと見たら、座面の表面がひび割れてボロボロに…。白い合皮がパリパリにめくれて、座るたびに細かいカスがズボンにつく状態です。
買い替えも頭をよぎりましたが、木の部分はまだまだしっかりしています。ダメなのは座面の張地だけ。それなら自分で張り替えてしまおうということで、フェイクレザーとタッカーで椅子2脚の座面の張替えに挑戦しました。
わが家の椅子はリビンズの「コルケア」
座面の裏に貼ってあった品質表示ラベルを見ると、リビンズ株式会社の食堂椅子「コルケア(KORKEA)」、材質はラバーウッド、ベトナム製でした。
座面は木の板にウレタンを載せて、合皮をくるんで裏からタッカーで留めてあるだけのシンプルな構造。これならDIYで十分いけます。
用意したもの
材料
- 張替え用のフェイクレザー:NASKA 合皮カットクロス ブラック(約135cm幅×50cm)約1,000円
- クッション用のウレタン:和気産業 チップクッション WTH-21(厚さ10mm×幅600mm×長さ2000mm)2,200円 ※2脚分使ってもまだ余っています
道具
- タッカー(ダイソーの300円のもの)
- ハンマー
- ペンチ
- はさみ
タッカーは手持ちのダイソーの300円のものを使いました。ただ、これが打ち損じが多い。針が最後まで入らずに浮いてしまうことがたびたびあり、そのたびにハンマーで叩いて沈める羽目に。2脚分ともなると、けっこうなストレスでした。
これから張替えをするなら、タッカーはそれなりの物を買うのがおすすめです。僕が次に買うならこれ。工具メーカーのマックス製なので信頼性が高く、価格も1,000円程度と手が届きやすいです。
座面を外して、古い張地をはがす
まずは椅子をひっくり返して、座面を本体から外します。裏側は黒い不織布で覆われていました。
不織布をめくると、古い張地がぐるっと裏側に巻き込まれて、タッカーの針でびっしり留められています。この針を1本ずつ抜いていきます。
針はマイナスドライバーを差し込んで少し浮かせ、ペンチでつまんで引き抜きます。地味ですが、ここが一番時間のかかる作業でした。
抜いた針はこれだけ。床に落とすと危ないので、トレーに集めながら作業しました。
張地をはがすと、中のウレタンは黄ばんでいましたが、まだ使えそう。そこで元のウレタンは取り出さずにそのまま残し、上に新しいチップウレタンを1枚追加することにしました。交換するより手間がかからず、クッション性も足せます。
古い張地を型紙にして裁断
はがした古い張地を新しいフェイクレザーの上に広げて、型紙代わりにします。裏に巻き込む分と引っ張りしろを考えて、少し大きめにはさみでカット。追加するチップウレタンも、座面の大きさに合わせて切り出しました。
ウレタンを載せて、フェイクレザーで包んでタッカー留め
元のウレタンの上に新しいチップウレタンを重ね、フェイクレザーで包んで、裏側からタッカーで留めていきます。一気に一周留めるのではなく、前後・左右と向かい合う辺を交互に引っ張りながら仮留めしていくと、シワが寄りにくくなります。
角はシワが集まりやすいので、細かくひだを寄せながら少しずつ留めるのがコツ。打ち込みが甘くて浮いた針は、ハンマーで軽く叩いて沈めておきました。
最後に裏の不織布を戻して、座面を椅子に取り付ければ完成です。
完成!
【画像:完成した椅子の写真】
ボロボロだった座面が、黒のフェイクレザーで見違えるようにきれいになりました。ウレタンを1枚追加したので、座り心地もふかふかになりました。
まとめ
かかった材料費は、チップウレタン2,200円とフェイクレザー約1,000円で、2脚分で約3,200円(1脚あたり約1,600円)。しかもチップウレタンはまだ余っています。椅子の座面の張替えは、タッカーさえあれば意外と簡単です。一番大変なのは古い針を抜く作業で、張る作業そのものはコツさえつかめばスムーズに進みました。
- 木部が元気なら、座面だけ張り替えれば椅子はまだまだ使える
- 古い張地は捨てずに型紙として使うと裁断がラク
- ウレタンは交換しなくても、上に1枚追加するだけでクッション性が戻る
- タッカーは向かい合う辺を交互に留めるとシワになりにくい
- タッカーは安物より、打ち損じの少ないしっかりした物を選ぶと作業がラク
座面がボロボロになった椅子、買い替える前に一度張替えを試してみてはいかがでしょうか。










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