【セルが回らない】ジャンプスターターでも無反応!?原因はセルモーター固着だった話【アイシスの応急対応】
■ 妻からの一本の電話
その日も朝から暑かった。真夏の太陽が容赦なく照りつける中、スマホが鳴る。
「アイシス、エンジンが掛からんのよ…スーパーで買い物終わって戻ってきたら、キー回しても全然反応ないんよ」
運転してきて、普通に停めて、買い物して戻ってきたらエンジンが掛からない――
これは「バッテリー上がり」か「スターターか」…頭をよぎりつつ、急いで現場へ向かいました。
■ ジャンプスターターを使っても無反応
到着すると、たしかにアイシスは沈黙したまま。キーをひねっても、メーターパネルは点くし、ルームランプもしっかりと明るいのにセルがまったく回らない。
こういう時のために車載していたバッテリー式のジャンプスターターを接続。
Amazonで買ったやつです。
↓こーゆー奴です。
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これ、僕のやつとは違うけど、有名メーカー品だし、保証もついてるので安心でオススメ。昔は有名メーカー品はなかったと思うし、あっても凄く高かったと思うので、今はいいですね。
ところが――まったく変化なし。
「やっぱりセルか…?」
でもこの炎天下、暑すぎて頭がボーッとする。
ボンネットを開けて作業するだけでも汗が滝のように流れます。
■ デルタに乗っていたあの頃を思い出す
実は私、昔ランチア・デルタに乗っていました。あの気まぐれなイタリアンカーと過ごした日々は、トラブル対応の経験値をどっさり与えてくれたものでした。
スターターモーターが固着してセルが回らない。
そんなとき、ジャッキアップしてゴムハンマーでスターターを「コンコン」と叩けば、あら不思議、エンジンが掛かる。
ガソリンスタンドで給油して掛けようとしたらもうエンジンが掛からないとか当たり前になってた。
その経験が、今回のアイシスでも脳裏をよぎったのです。
その経験が、今回のアイシスでも脳裏をよぎったのです。
■ 炎天下の中で叩いた…すると!
ボンネットを開けて、スターターモーターに手が届く位置を確認。気温35℃オーバー、アスファルトの照り返しが体力を容赦なく削ってくる中、ゴムハンマーはないので工具箱にあったドライバーで少し強めに「コンコン」と叩いて、運転席に戻り、再度キーを回す――
「キュルキュルブォン!!」
掛かった……!セルが回った!!
汗だくでふらふらになりながら、心の中ではガッツポーズ。
デルタの経験が、まさかの形で活きた瞬間でした。
■ 結局、セルモーター固着
この症状、実はスターターモーター内部の「ブラシ」が消耗・固着して接触不良を起こしている状態だと思う。叩くことで一時的に接点が戻るので回るようになるのですが、これはあくまで応急対応。
根本解決には、リビルトスターターへの交換が必要です。
デルタの時は、主治医に分解オーバーホールで直して貰いましたね。
工賃含めて2~3万円ほどで済むので、交換しておくのがおすすめ。
僕はDIYにチャレンジしてみようと思う。
すると案の定「それはセルモーターの可能性が高い」と診断。
やっぱり頼れるやつです。
■ チャッピー(チャットGPT)にも相談してみた
念のため、セルモーターを疑うべきかどうかを作業前に、最近お気に入りのAI「チャッピー(ChatGPT)」にも相談してみました。すると案の定「それはセルモーターの可能性が高い」と診断。
やっぱり頼れるやつです。
セルモーターの位置は検索して、確認しました。
バッテリーとエキマニの間、少し低い位置にあるやつがセルモーターです。
これを叩くだけで、とりあえずのエンジン始動は可能でした。
突然のトラブルも落ち着いて対応できたのは、デルタと、そしてAIのおかげ。
スターターモーターの症状はいつ出るかわかりません。
「キー回しても沈黙」というときは、バッテリー以外の可能性も疑ってみてくださいね。
■ まとめ:デルタの教えは今も生きる
昔の車で培った経験って、現代のクルマでも活きるものですね。突然のトラブルも落ち着いて対応できたのは、デルタと、そしてAIのおかげ。
スターターモーターの症状はいつ出るかわかりません。
「キー回しても沈黙」というときは、バッテリー以外の可能性も疑ってみてくださいね。
■ 車載しておくと安心:ジャンプスターター
今回は活躍がなかったジャンプスターターですが、あると助かることも多いです。結果的に原因はセルでしたが…車載用としてはおすすめです
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これはジャンプスターターに加えて、タイヤの空気を入れることができるスグレモノです。コンプレッサーは普段使いにも便利ですし、緊急時のスペアタイヤの空気圧不足にも対応できるのでオススメ。
因みに家について、再始動を試しましたが、また直ぐに掛からなくなってたので、セルモーターを手配しました。
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